今日の見学の感想

  1. 予定をしていなかった「宇多津の家」が非常に親近感が持てました。実際に住んでいる方からの生の声は非常に価値がありました。この家の雰囲気は、実際に住んだたときの感じが見える気がしました。特に奥様が「弾さんに、収納に力をいれてお願いしたことが良かった。要望を話すと、しっかりと理解してくれて提案してくれた」との意見が心強く参考になりました。ありがとうございました。
  2. 思うに、いろいろな人と話していて「家を建てる」ということは、「家の中の空間」を買うことと思っている方が非常に多いと思います。確かに「金を払って家を買う」のでしょう。しかし、「部屋」から「家」、そして「家」から「敷地」、「敷地」から「地域の社会」へと連鎖していくものではないでしょうか。特別に「家」「室内」だけに金をかけずに、自らの力で「庭」づくりをしたり、「地域社会」に溶け込んだ「家」づくりを自分の手で手がけることも大切だと思っています。この一連の流れ全体をふまえて、それ相応の価格で、身の丈に応じた家づくりをしたいと思いました。特別に金をかけなくても、質素で、しっかりした本物の家づくりで、子や孫にまで誇れるものでありたいと思います。「弾」のつくる家の基本的な考え方は、そういうものでなかったのだろうか、と思いました。
  3. 「家」が建ったあとも一生家づくりが続くような家にしたいと思います。それは「雨漏りがするから修理する」というような意味ではなく、しっかりとした基本をおさえた家であれば、その後の時間の流れの中で、徐々に変化していくことにも応じれるのではないかと思うのです。「建築後1年もしたらあきがきた」という話を聞きますが、「弾」の家は「味のある家」「時を経てさらに味が増す家」として非常に未来への可能性を感じます。この点がもっとも重要な点であり、金を莫大にかけずとも、住みつづけてさらに良くなる家をつくることはできると思います。

 今回は、学ぶところの多かった見学でした。特に、最後におうかがいした「宇多津の家」のご家族には心から感謝致します。また、ごぱんのパンは本当に美味しくいただきました。宇多津方面での仕事の際は、立ち寄りたい店です。